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2011年12月24日土曜日

12月の和菓子

12月の和菓子教室は、私が和菓子の中で1番好きな「花びら餅」でした。
茶道教室の初釜に必ず出る菓子で、まさに新春を表してるような色味と、甘く煮たごぼうという不思議な取り合わせが面白いのです。

教室で、初めて由来を聞きました。
平安時代の「歯固めの儀式」という健康長寿を願う新年行事で出されていたものが原型で、もともとは餅の上に鮎の塩漬け等が乗っていたものが、次第に簡略化されたそう。
元祖は京都の「川端道喜」という老舗の和菓子屋さんが作ったようです。

【材料(12個分)】
ぎゅうひ・・・白玉粉160グラム、水300ミリリットル、砂糖200グラム、色粉(赤)少々、片栗粉約100グラム
みそあん・・・しろあん150グラム、白みそ25グラム、水約大さじ3
蜜ごぼう・・・ごぼう中1本、水400ミリリットル、酢大さじ1、蜜(砂糖50グラム、水100ミリリットル)

【作り方】
①みそあんを作る。材料を鍋に入れて、中火にかける。手のひらにつかなくなるくらいまで練りあげる。乾いたさらし布巾の上に小分けして、冷ます。まとめて12等分し、俵型に丸める。
②ぎゅうひを作る。白玉粉は、水を少しずつ加えながら指で混ぜて溶きのばす。こす。
③②を強火にかけ、木べらで混ぜながら練る。充分に粘りが出たら、砂糖を3・4回に分けて加え、さらに練る。
④片栗粉をたっぷりふった台の上に③を取り出し、二つ折りにして、上からも片栗粉をふる。
⑤手で押して薄くならし、丸型で12枚抜く。楕円形になるよう形を整える。
⑥型抜きして残ったぎゅうひは、水洗いし、片栗粉を落とす。水少々で溶いた色粉を加えて混ぜ、ピンク色に染める。火にかけて、軽く練り直す。
⑦片栗粉をたっぷりふった上に、⑥を取り出し、上からも片栗粉をふる。厚みを平均にし、4×4センチを12枚切る。
⑧⑤に⑦を菱形に置き、①、蜜ごぼうを乗せ、二つ折りにする。

③の過程で、強火で一気に仕上げることが大切です。

※蜜ごぼうの作り方
①ごぼうは皮を丁寧にこそげ、10センチの長さ、4ミリ角に切る。水にさらしてあくを抜く。
②鍋に酢水、ごぼうを入れて、火にかける。沸騰したら、ゆでこぼす。再度、たっぷりの水を入れ、やわらかくなるまで弱火で40~50分ゆでる。
③鍋に蜜の材料を煮立て、②のごぼうを加えてひと煮立ちさせる。そのまま一晩つけておく。
④翌日、ごぼうを取り出し、蜜を半量程度に煮詰める。ごぼうを戻し入れ、ひと煮してそのまま冷まし、味をしみこませる。

花びら餅が作れるとは・・・感動もひとしお。

師範台の作品。左側はゆずロール(ゆずあんのロールケーキ)です。

2011年12月18日日曜日

白菜スープ

徳島県産の野菜(ほうれん草、チンゲンサイ、カブ、水菜、大根、キャベツ、白菜、春菊)をたくさんいただき、どうやって食べようか思案していたところ、会社の先輩(もと栄養士さん)が白菜スープのレシピを伝授してくれました。

冬の野菜の代表白菜はおいしいのですが、いかんせんかさばります。

【材料】
白菜半分、ベーコン数枚、玉ねぎ1個、じゃがいも2・3個、豆乳500CC、サラダ油、バター、小麦粉、ブイヨン、塩・こしょう

【作り方】
①厚手の鍋でサラダ油とバターを炒め、薄切りにした玉ねぎを炒める。
②ベーコンと小麦粉を加えて、焦げないように炒める。
③白菜とじゃがいもを加えて、鍋に蓋をし、蒸し状態で白菜から水分が出るまで火を通す。
④豆乳を加え、ブイヨン、塩・こしょうで味付けする。



先輩いわくじゃがいもが煮崩れるほど火を通すと、とろみが出て美味しいそう。

他にも、塩麹をまぶした白菜の即席漬けを作りました。

2011年12月3日土曜日

11月の和菓子

11月はあっという間に終わってしまいましたが・・・。
振り返ると、登山中に紅葉を見る機会に恵まれ、秋田の温泉(既に雪が降り積もっていました)に浸かることもできて、深まる秋に触れることができました。
毎年11月というと、寒くて孤独な気持ちになるイメージなのですが、東京はあまり気温が下がらなかったので、すっかり油断しています。

11月の和菓子教室では、黄身しぐれと利久まんじゅうを作りました。
黄身しぐれは蒸してぱっくり割れた見た目がかわいかったので、紹介します。

【材料(12個分)】
しろあん350グラム、水約大さじ3、ゆで卵の黄身2個分、上新粉10グラム、(ベーキングパウダー小さじ4分の1、水小さじ2分の1)、卵黄約1個分、こしあん180グラム

【作り方】
①卵は沸騰後約15分茹でてかた茹でにする。白身と黄身を分け、冷ます。
②鍋にしろあんと水を入れ、中火で練る。こがさないように火を弱め、水分を飛ばし、固めに練りあげる。乾いたさらし布巾の上に小分けにして、冷ます。
③こしあんを12等分にして丸める。
④ゆで卵の黄身を裏ごしし、②に混ぜる。全体がなじんだら、上新粉、水溶きしたベーキングパウダーを順に加えて混ぜる。卵黄を加え、固さを調節してまとめる。
⑤④を棒状にまとめ、12等分して丸める。あんを包む。
⑥蒸し器の中敷きに乾いた布巾を二重に敷き、⑤を並べる。蒸気のたった蒸し器に入れ、ふたに露取り用の布巾をかけて強火で約10分蒸す。
左側が利久まんじゅう、右側が黄身しぐれ



師範台の作品


おまけ・・・友達からもらったみかん狩りの収穫物。でかい!



2011年12月1日木曜日

お茶会を通じて考えたこと

先週の日曜日は通っている茶道教室の30周年記念茶会でした。
私は受付のクローク係を頼まれていました。

受付で、たくさんの素敵な和装を見ました。
年齢や外見ではなくて、その人のセンスの良さがにじみ出るような着こなしをしている方は目を離せなくなります。

私自身は、母が結婚のお祝いにもらったという緑の梅模様の帯に、祖母が昔三越で仕立てたという、朱色の着物を着ました。
今回は初めて美容院ではなく、髪は自分、着付は母という、自家製で臨みました。

自分の顔が薄い(地味)と思うので、着物だと逆にメリハリの利いた色味を着たくなります。
濃いめの美人の人が淡い色の着物を着ているのは、素敵だなと思う。
着物は、洋服ではできない色の取り合わせができるのが面白いです。

実は、先月末に祖父が亡くなったり、体調を崩したりと、なかなか明るい気持ちになれず、正直直前まで着物を着る気力に欠けていました。
茶道自体も、お点前が形式ばかりに捉われていて、ぜんぜん自由じゃない気がして、このまま続けることに迷いを感じていました。

たぶん興味があるのは和菓子と、着物の色の取り合わせと、たまに好みの茶碗や塗物に会うと、おっと思うくらいで。

ただ、教室には先生をはじめとして、尊敬できる面白い方がたくさん来ていらっしゃるので、その人たちと関わりたくて、続けてきた側面が大きいです。
茶道に関する編集や、半東(茶道でのサービス)など茶道を仕事にしている方もいれば、庭師や陶芸など少し茶道と関連のある分野にいる方もいれば、専業主婦だけれどすごいバイタリティに溢れる方もいます。

茶道に関する知識は、歴史を背景にして、オールラウンドにわたるので、細かい知識を深めつつ、全体的に広げて行くことは、本当に際限のない取り組みだと思います。
皆さんの真剣度と俯瞰したうえでのざっくばらんさがすごく魅力的に見えます。
そして、とても届かない自分・・・。

裏方だったけれども、最後に薄茶の席に入れてもらえました。
一部ですが、掛け軸は「寿」、茶花は「カラスウリ」、和菓子は京都から取り寄せたというすあまと干菓子の合いの子で紅葉模様、そして、茶勺の銘が「星の夜」でした。
その席を持っていたのは、普段あまりお話する機会はないのですが、旦那さんのために、毎日小料理屋なみにつまみを作り、茶道の知識も深く、品があって(しかも後から酒豪で、辺境を旅していると聞いた)すごいなぁと思っているAさんでした。

私がしびれたのは、「星の夜」を踏まえた以下の会話です。

お客の1人「今空で光っている星は何かしら。」
Aさん「木星よ。金星はもう遠ざかっていったから。」

Aさん・・・星系にも詳しいんだ・・・さすが。

そんなこんなで1日が終わる頃には、茶道を続ける意欲が戻ってきたのでした。
そのためには、もっと真剣に取り組まなくてはならないのですが。

本当にバラエティに富んだ女性の生き方があることも、勉強になります。

2011年10月31日月曜日

まいこにっく一部始終

事情で急遽お茶事の懐石料理を作れなくなってしまいました。
さっき先生と相談して前日に飛竜頭だけ作ることになったけれど・・・最近の準備を思うと悲しい。
また機会があればチャレンジしたいと思います。

気を取り直して、昨日友達と行ったピクニックのことを書きます。

行き先は宮ヶ瀬湖。
相模原市にある大きなダム湖で、車で日帰りできる場所を友達がセレクトしてくれました。

出発は明大前。
甲州街道をレンタカーで西に走ります。

そちら方向の道路は空いていて、2時間もかからず目的地へ到着。
最初はオギノパンという、神奈川県を中心に学校給食用にコッペパンや揚げパンを提供している工場兼店舗へ。
試食が美味しすぎて、皆でいろいろ買い込みました。
三世代にわたる家族連れのお客さんとかで混み合っていて、近隣に愛されてる感じ。

次は牧場へ。
小岩井農場など行ったことはあるけど、あんなにはまる場所とは思いもせず。
羊とヤギと馬と牛とウサギと猫が共生していました。
そして、こんな素敵なシマウマを発見してテンションが上がる。

絶妙なシマ模様。見てる間中草を食べ続ける人。
「もう湖行かなくていいんじゃない」という意見もちらほら。
でもちゃんと行きました。
湖の青と紅葉のコントラストが綺麗だった

お昼ごはん。極上コロッケは友達の作品。海苔満載のおむすびは私。

周辺の散策などして、帰り道、行きに偶然見つけた「久保田酒造」という酒蔵に寄りました。
特に期待もせず入った売り場が、江戸時代から続く絹織物の商家という古き良き建築物で、まず圧倒されました。
大正ガラスという再生産不可能な引き戸や、奥行きがあり過ぎて向う側が見えないくらい広い畳の間。
八ッ墓村の撮影にも使われたそうで・・・確かに夜に1人で入りたくない雰囲気。

試飲した日本酒「相模灘」も美味しかったのだけれど、その日本酒に丁寧に梅を浸け込んだという梅酒のキラキラ感と言ったら・・・。
売り場で丁寧に説明してくれたのはお母さんで、私と同世代のご兄弟で仕込んでいるそうです。
また、「酒粕のできる時期(12月以降)にぜひ来てください」ですって。素敵☆
旧家を生かした久保田酒造さんと「相模灘」(と友達☆)
帰りがけにレンタカー事務所に横付けできず、甲州街道を3周くらいしちゃったけれど(私は運転していないので何も貢献できていないが)、充実のピクニックでした。
企画してくれたまいこちゃんに大感謝。




2011年10月23日日曜日

お茶事の懐石料理

来月11月3日(祝)に、茶道の教室で行うお茶事で、懐石料理を作ります。
茶道では、薄茶や濃茶のお点前を練習しているという印象がありますが、お茶事で、懐石や炭手前などを経て、メインのお茶に向かうのが本来の姿なのだそうです。

茶道は間にブランクがありつつも、20歳のときから続けていますが、お茶事は1回お客さんになったことがあるだけで、流れと言っても??の連続で・・・一からの勉強です。

今回のお茶事では、亭主(もてなす側の代表)の方がベテランなので、いろいろ教えていただき、教室の先生にも相談しつつ、席の趣向の合わせた料理をお客様5人と裏方のために作ります。

今回はたまたま、母が正客(メインのお客様)であるため、母には内緒で献立を考え、試作をしています。
亭主の方の、正客が喜ぶものを出したい、またご自身の故郷の味覚を取り入れたい、ということがコンセプトの1つです。
1回目の試作
上の写真は、汁(見えないけど、具はしめじと蓬麩と人参)、預け鉢(基本の一汁三菜に追加するもので、鶏ささみと柿の胡麻あえ)、焼き物(金目鯛の幽庵焼)です。
懐石料理の汁は、二番だしをとって、2種類の味噌を溶いて、こして、具は別に下ごしらえして、温めて、と手順がややこしい。
しかし、これでめげてはいられず・・・。
手間ひまを惜しまないのは大切だけれど、凝り過ぎるよりは、旬の素材を素材の美味しさが伝わるように作るのがよいみたいです。

そして、今日は友達の家の台所を借りて、別の4品を試作してきました。

煮物椀(飛竜頭、本番は亭主の方の故郷から取り寄せたキスを使う予定)
向付(最初に出す酒の肴、鯛の昆布じめ 菊花あえ) 本当はこんなにてんこもりにはしない・・・。
八寸(最後の方に出す酒の肴、銀杏)
同じく八寸(イカの醤油焼・・・本番は雲丹焼の予定)
飛竜頭は揚げたてが美味しい感じでした。
逆に言うと冷めちゃうと途端に美味しくなかった・・・。
煮物椀は懐石料理の肝だそうなので、タイミングに気を配らなければ。

楽しみ半分、不安半分な気持ちです。

2011年10月16日日曜日

10月の和菓子

久しぶりの投稿です。
10月の和菓子教室では、栗とさつまいもの和菓子を作りました。
秋ですね~。
空気がひんやりしてきて気持ちのいい季節です。
ここから、年末までの盛り上がり方(まだちょっと早いけど)が好きです。

【くり茶巾の作り方】
材料は、栗(生)650グラム、白あん30グラム、シロップ(砂糖50グラム、水大さじ2)です。

教室にはとても大きくて立派な栗が用意してあって、ゆでたのをそのまま食べたくなりました。

①栗はたっぷりの湯で30分ほどゆでます。ざるにとり、粗熱を取ります。
②半分に切り、スプーンを使って実を取り出します。温かいうちに少し粒が残る程度につぶします。教室ではフードプロセッサーを使いました。
③鍋に砂糖と水を入れて火にかけ、砂糖を溶かしてシロップを作り、冷まします。
④②に少しずつシロップを加えながら混ぜます。白あんも加えて、よく混ぜます。
⑤棒状にまとめ、24等分(大きさはお好みで)にし、丸めます。
⑥固くしぼったさらし布巾で、茶巾の形に絞ります。てるてる坊主の形にして、絞った側を指先でつまみ、底側を平らにします。

先日、岐阜県の有名な「すや」の栗きんとんを初めて食べました。
添加物が一切入っていなくて、優しい味に感動・・・。
あれには届かないか?!
教室で作ったものも、甘さ控えめで素朴な味だったので、好みによってはもう少し甘くしてもいいかもしれません。

教室ではもう1種類、さつまいもに見立てた「黄金いも」というお菓子を作りました。


こちらが師範台のお菓子

2011年9月20日火曜日

キュウリのレモン醤油漬けとタコライス

キュウリとトマトを使って作ってみました。
今度はウズベキスタンにも調味料があるだろうか・・・。

【キュウリのレモン醤油浸け】
材料は、キュウリ、レモン、醤油、以上です。

作り方は、
①キュウリは蛇腹に切ります(斜めにできるだけ細かく包丁を入れ、裏側から反対向きに包丁を入れます)。
②適当な量のレモンと醤油をまぶし、冷蔵庫で1晩浸けこみます。

切り方はなんでもよいと思う。レモンの風味がよいです。


【タコライス】(1人分)
材料は、ごはん、合挽肉80グラム、玉ねぎ半分、レタス2枚、ピザ用チーズ適量、トマト半分、タコス用チップ適量、にんにく1カケ、チリパウダー適量、醤油大さじ2分の1、塩少々、オリーブオイル、ソース<トマトケチャップ大さじ1、チリパウダー少々>です。

タコライスとは、ご存じかもしれませんが、タコスのごはん版です。
発祥地は沖縄。
私も沖縄料理屋で食べて、(これトマトを使ってていいかも)と思い付きました。

ちなみにこれが今回使ったタコス用チップです。


チリパウダーって赤唐辛子の粉末にオレガノやガーリックなど各種スパイスを加えたもの。なければ、何か辛味を使ってみてほしいです。

作り方は、
①ごはんを炊きます。
②にんにくと玉ねぎはみじん切り、レタスは千切り、トマトは種を取って1センチ角に切っておきます。
③フライパンにオリーブオイル、にんにくを弱火で炒め、香りがでてきたら、玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒めます。合挽肉を加え、強火で色が変わるまで炒め、チリパウダー、醤油、塩を加え、挽肉がポロポロになるまで炒めます。
④お皿にごはん、チーズ、挽肉、レタス、トマトの順に盛り、砕いたタコスチップを散らし、ケチャップと好みでチリペッパーを混ぜたソースをかけます。

生野菜なんでも足してみてね

2011年9月18日日曜日

9月の和菓子

9月の和菓子教室で、2種類のねりきりを作りました。
ねりきりの生地は、本当は白あんに求肥(ぎゅうひ)や水飴を加えて練り上げるそうなのですが、教室では簡単に作れるようにしてあるそう。

【菊の作り方】
材料はねりきり(白あん220グラム、白玉粉3グラム、水大さじ2~3)、色粉(赤・黄)少々、こしあん160グラム、抹茶ようかんです。

①ねりきり:鍋に白あんと水で溶いた白玉粉を茶こしでこして入れます。よく混ぜます。火にかけて、最初は強火で温め、弱火にして水分を飛ばしながら、こがさないように練り混ぜます。
②手でさわってみて付かない固さになったら、かわいたさらし布巾の上に小分けにして、冷まします。
③温かいうちにひとまとめにして混ぜ、再び小分けにして冷まします。これを生地が冷めるまでくり返します。
④こしあんを8等分にして丸めます。
⑤③をまとめ、小さじ2分の1を取り分け、水溶きした黄色の色粉で染め、8等分します。
⑥残りのねりきりは水溶きした赤の色粉でピンク色に染めます。8等分して丸めます。
⑦抹茶ようかんは2ミリ厚さに切り、菊の葉型で8枚抜きます。
⑧⑥のピンク色の生地で④のこしあんを包みます。上側はねりきりを厚めにします。上中央に花芯のくぼみをつけます。
⑨ナイフの裏側で筋を入れます。
⑩⑤の黄色のねりきりを、ざるの網目に押し出し、花芯状にまとめます。
⑪⑩をくぼみに乗せ、近くに⑦の菊の葉を添えます。

【紅葉の作り方】
材料はねりきり(白あん220グラム、白玉粉3グラム、水大さじ2~3)、色粉(赤・黄)少々、こしあん160グラムです。

①ねりきりの作り方は菊と同様です。
②こしあんを8等分し、俵型に丸めます。
③ねりきりの生地をまとめ、水溶きした黄色の色粉で染めます。8分の1を取り置き、残りは、水溶きした赤の色粉を加えて、オレンジ色に染めます。それぞれ8等分します。
④オレンジ色のねりきりをしずく型にし、先端に黄色のねりきりを乗せてぼかします。めん棒で木の葉型にのばします。
⑤④の表側に葉脈を入れます。
⑥あんを乗せ、二つ折りにします。
これが自分で作ったもの。右側はかぼちゃではありません・・・。

師範台の作品。菊はもっと細かく模様を入れるといいんですね。

2011年9月15日木曜日

干し椎茸とごぼうの煮物

祖母から教えてもらったレシピです。
簡単で、体にいい食材ばかり使っています。

材料は、干し椎茸、ごぼう、昆布(やわらかいものまたはワカメ)、薄口醤油です。

【作り方】
①昆布を鍋で水に浸けてやわらかくします。
②干し椎茸を水に浸けてやわらかくもどします。
③ごぼうの皮を包丁の背で剥いて斜め薄切りにし、水にさらします。
④①の鍋に②(もどし汁ごと)と③を入れ、水分量を食材がひたひたに浸かるくらいに調節し、弱火で煮込みます。途中あくが出たら、すくいます。
⑤材料がやわらかく煮えたら、薄口醤油で調味します。

出汁用でないやわらかい昆布を使うか、最後にワカメを足してもいいと思います。
今回は、たまたまかんぴょう巻きした昆布があったので、それを使っています。

2011年8月28日日曜日

サーモンとレバーのペースト

前にも紹介した、新潟在住の料理研究家の方の日本酒に合うレシピをちょっとアレンジしてます。
もう何回作ったことか・・・。
ワインにも日本酒にも合うのでお勧めです☆

昨日は墨田区東向島に住んでいる中高の友人と、白髭橋(穴場だった)に出向いて隅田川花火大会を見るという催しに備えて、作りました。

【サーモンペーストの材料】
バター50グラム、クリームチーズ50グラム、スモークサーモン150グラム、玉ねぎ4分の1個、レモン汁少々、塩・こしょう、パセリ(好みで)

【サーモンペーストの作り方】
①くし切りにした玉ねぎを水にさらしておきます。
②フードプロセッサーに玉ねぎ、スモークサーモンを入れてペースト状にします。
③ボールにバターを入れてクリーム状に練り、②とクリームチーズを加えて練り合わせます。
④レモン汁とパセリを加えて混ぜ、塩・こしょうで味をととのえます。

【レバーペーストの材料】
鶏レバー350グラム、バター50グラム、マリネ液(にんにく1カケ分、赤ワインまたはウイスキー適量、玉ねぎ4分の1個、タイム少々、塩・こしょう少々)

【レバーペーストの作り方】
①にんにくと玉ねぎを薄切りにします。レバーは脂や血合いを取り除いてきれいに洗い、マリネ液に一晩漬けておきます。
②①をマリネ液ごと鍋に入れ、ふたをして20分ほど煮込み、粗熱がとれたらフードプロセッサーでペースト状にします。
③ボールにバターを入れてクリーム状に練り、②を加えて混ぜ合わせ、塩・こしょうで味をととのえます。

クラッカーやバゲットにつけて食べます。



昨日はイギリスから一時帰国した友人とも会えて、嬉しい1日でした。
料理がんばろうと思いました。

2011年8月24日水曜日

酸辣湯(サンラータン)

ウズベキスタンにいる友人のリクエストで、トマトを使った料理を作ってみました。
思い出したのは、幡ヶ谷の安くて家庭的な中華料理のお店で食べた、絶品の酸辣湯でした。
あの味(すごくスパイシーだった)を本当は再現したいのだけれども。

材料は4人分で、トマト2個、玉ねぎ半個、葉物野菜半分、卵2個、中華スープカップ4、醤油大さじ3分の2、塩・こしょう適量、酢大さじ2、片栗粉大さじ3です。

具はほかに、豚肉、豆腐、しいたけ、キクラゲ、タケノコ、長ネギなどが定番みたいです。
キュウリを入れてみても、いいかも。

【作り方】
①トマトと玉ねぎは薄くくし切りにします。葉物野菜は3~4センチ幅に切ります。
②厚手の鍋でサラダ油を温め、玉ねぎ、葉物野菜、トマトの順に炒めます。
③中華スープを入れ、沸騰させてあくを取ります。
④醤油、塩・こしょうで調味します。
⑤水溶き片栗粉でとろみをつけます。
⑥溶き卵を入れて、火を通します。
⑦酢を入れて味を調節します。

好みでラー油を入れましょう。


2011年8月19日金曜日

中東の香りのするフムス

先々週くらいの「男子ごはん」で、ケンタロウが紹介していたレシピを作ってみました。
蒼井優がゲストでエバミルクをかけたかき氷を作っていて、そちらもかなり美味しそうでした。

フムスを作ると言ったら母親に不審そうな顔をされましたが、トルコ・イスラエル・レバノンなど中東地域で広く伝統的に作られているヒヨコ豆の料理(ディップみたいな)です。
中東に行ったことはないけれど、異国の気分に浸れました。

材料は茹でたヒヨコ豆200グラム、おろしにんにく少々、白煎り胡麻・水各大さじ2、レモン汁大さじ2分の1、オリーブ油大さじ1と2分の1、クミンパウダー小さじ1、塩・胡椒適量です。

ヒヨコ豆のドライパックを、輸入品を扱っているお店で買いました。
イタリア産。パッケージがかわいい。

【作り方】
①ヒヨコ豆は洗って水気を切ります。
②ヒヨコ豆と調味料をすべてフードプロセッサーに入れ、なめらかになるまですり混ぜます。塩で味を調節します。

こんなでき具合。3~4人前。



ピタパンに野菜と一緒にはさんで食べると美味です。

2011年8月15日月曜日

香港を思い出す焼き豚

CALDIで見つけたチャーシュー醤。

去年香港に行ったときに、対岸に「李錦記(LEE KUM KEE)」の会社があったのを懐かしく思い出しました。

塊の豚肉料理第二弾。
めちゃくちゃ簡単。

①豚ヒレ肉の塊に塩(ハーブソルト)をまぶし、冷蔵庫で一晩寝かせます。
②お肉にフォークで穴をあけ、チャーシュー醤をたっぷりぬり、再び数時間寝かせます。
③オーブンシートを敷いた200度のオーブンで30分程焼きます。綺麗に焼き色がついて、中まで火が通ったら完成。


2011年8月11日木曜日

夏の朝ごはん

友人から、「朝さらさら食べられる塩気のあるもの」というリクエストを受けて作ってみました。
簡単で美味しいアボカド丼です。

材料は、アボカド(1人半個)、しらす、紫蘇、柑橘系の果物、ごはんです。

さて、これは何でしょう。


答えは沖縄産シークヮーサーでした☆
すだちやレモンもいいけれど、シークヮーサーは特に爽やかで、テンション上がります。

作り方は、ごはんに薄切りにしたアボカドを並べ、しらすと紫蘇を乗せ、柑橘系を絞るだけ。

お醤油をかけていただきます。


しらすをスモークサーモンに代えて、夜バージョンも作ってみました。

2011年8月8日月曜日

8月の和菓子

7月に続いて教室で、8月の和菓子を習ってきました。今回は、栗ようかん・ずんだだんご・いそべだんごの3種類。
あらずっしり。

先生の作ったお手本


黄緑色の鮮やかなずんだだんごを紹介します。

材料は、白玉粉100グラム・水約100ミリリットル、上新粉100グラム・ぬるま湯約90ミリリットル、枝豆400グラム(正味約170グラム)、砂糖70グラム、塩少々です。

白玉粉はもち米から作った粉で、上新粉はうるち米から作った粉です。
水分は適宜調整します。

【おだんごの作り方】
①2種類のだんごの生地を別々に作ります。ボールに白玉粉を入れ、水を加えながら、よく混ぜます。
②別のボールに上新粉を入れ、湯を少しずつ加えながら、よく混ぜます。
③①と②の生地を合わせ、よくこねます。棒状にまとめ、8等分にし、さらに4等分にして、32個のだんごを作ります。
④鍋に湯をわかし、③を入れ、浮き上がってから約1分ゆで、水にとります。水気を切り、4個ずつ茸串に刺します。

【ずんだあんの作り方】
①枝豆をやわらかめにゆで、さやから出して、薄皮をむきます。
②フードプロセッサーに砂糖、塩を加えて、細かくすりつぶします。好みである程度粒を残します。



今日はひたすら枝豆の薄皮むきをしていた印象です。
あんこを作るのは手間がかかると思っていましたが、これは手軽に作れて、美味しかった。
ただし、1日しか日持ちしないそうです。

2011年8月6日土曜日

ゆで豚

冷やし中華が好きで、この夏出前を食べ比べています。
まだ2種類ですが・・・。
冷やし中華にはハムより焼き豚が合う、と思いました。

今回は、焼き豚よりさっぱりしたゆで豚です。

材料は、豚肩ロース肉400g、生姜1カケ、ねぎ1本、酒カップ2分の1、塩・こしょうです。
これで10枚分くらいできます。

①豚肩ロース肉に塩(おいしい塩を使いましょう)・こしょうをまぶして、冷蔵庫で1晩寝かせます。
②フライパンにオリーブオイルを温め、お肉に焼き目をつけます。
③厚手の鍋にお湯を沸かし、お肉を5分くらい茹でて、あくを取ります。
④水を入れ替え、薄切りにした生姜、適宜切ったねぎ、酒を入れて、お肉を30分ほど茹でます。
⑤そのまま放置して、冷まします。

今どきは、すでにたこ糸で縛ってある便利なお肉があるんですね~。

⑤でできたスープは、材料を追加して、中華風スープにするとよいです。
今回は、冬瓜としめじを入れました。

2011年7月25日月曜日

そば粉クレープ~和風おつまみ系~

長野旅行に行って以来、そば粉好きです。
小麦粉でもいいと思うけれど、そば粉の香りが素敵・・・。

【クレープ生地の作り方】
材料は、そば粉100グラム、水100CC、牛乳100CC、塩ひとつまみ、卵2個です。
この分量で8~10枚作れます。
半量でも大丈夫です。

①水と牛乳と卵を泡だて器で混ぜます。
②ボウルにそば粉と塩を入れ、①を少しずつ注いで、だまがなくなるまで泡だて器で混ぜます。
③冷蔵庫で30分から1時間ほど寝かせます。

ここまでを前日夜にしておくと楽ちんですが、冷やしすぎると生地が分離するので、よくかき混ぜてから焼きます。

④フライパンにサラダ油を引き、おたま2杯くらいずつ焼きます。

あっという間にクレープ完成です。

【具】
野菜などお好みの具をスティック状に切って、用意しておきます。
今日使ったのは、ゆでた人参、キュウリ、ハム、プロセスチーズ。
冷蔵庫のありもので何でもいいと思います。

【味噌だれの作り方】
材料は味噌、酒、みりん、砂糖を各適量。
①材料を混ぜて、1分弱レンジで温めます。
②取り出して1回混ぜ、再度レンジで温めます。

最近味噌味が多いけれど、たまたま~。
クレープに好きな具を包んで、味噌だれをかけて食べます。


2011年7月17日日曜日

しいたけのタルト

お酒飲みにも、そうでない人にも人気の簡単タルトです。
新潟の料理研究家の方のレシピで、人が集まるときに重宝しています。
昨日のごはん会@友人宅に持って行きました。

【タルト生地の作り方】
材料は小麦粉120グラム、バター60グラム、卵黄1個分です。
①鍋にバター、水大さじ1を入れて、弱火でバターを溶かします。
②火からおろして、ふるった小麦粉を入れて混ぜます。
③卵黄を入れて混ぜます。
④バター(分量外)を塗ったタルト型にタルト生地を敷き(手でざっくりととのえれば大丈夫です)、冷蔵庫で30分ほどねかせます。フォークで穴を開けて、200℃のオーブンで15分空焼きします。

【しいたけのタルトの作り方】
材料はタルト生地、卵2個、卵黄1個分、干しいたけ8枚、じゃがいも1個、万能ねぎ5本、粉チーズ20グラムです。
①干しいたけは水につけてやわらかくもどし、一口大に切ります。
②じゃがいもは茹でてマッシュします。
③ボールに卵、卵黄、②、小口切りした万能ねぎ、粉チーズ、干しいたけのもどし汁大さじ1、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせます。
④前述のタルト生地に③を流し入れ、干しいたけをのせます。200℃のオーブンで20分ほど焼きます。

2011年7月14日木曜日

中華風肉味噌

中華料理好きな人にお勧め~そしてビールによく合います。

材料は挽肉(合挽肉か豚挽肉)200グラム、干しいたけ2枚、ねぎ1/4本、生姜少々です。
好みでゆでたけのこやセロリを入れると歯触りや香りがよくなります。

合わせ調味料として、赤味噌大さじ1・ケチャップ大さじ1・砂糖大さじ1/2・醤油大さじ2・酒大さじ2・中華風スープ(水+即席だしで〇)大さじ2を混ぜておきます。

4人前の分量ですが、半分で作っても〇です。

①干しいたけを水でやわらかくもどしておきます。
②挽肉に酒大さじ1、塩少々、片栗粉大さじ2、サラダ油大さじ1で下味をつけます。
③ねぎと生姜をみじん切りにします。
④石づきを取った干しいたけをみじん切りにします。あれば、筋を取ったセロリと、たけのこもみじん切りにします。


刻んだ材料たち 今回はたけのこ多め
⑤フライパンで挽肉を炒めます。挽肉から油が出るので、サラダ油はひかなくても大丈夫です。色が変わったらいったんお皿にあけます。
⑥フライパンにサラダ油をなじませて、③を炒めて香りを出します。④と⑤、さらに合わせ調味料を加えて炒めます。
⑦仕上げに胡麻油を少々かけます。


これで半分量 2~3人分ありそう

好みでラー油をかけると美味しいです。
レタスで包むとおもてなし向きになります。



ごはんにかけたり、ラーメンの具にもいけそうです。

2011年7月7日木曜日

ガスパチョ

吉祥寺の公園口の方に、バスク地方で修業をしたというシェフのバルができて、料理もお酒も美味しいのですが・・・特に先日食べたガスパチョが印象深かったです。
夏野菜が体にしみわたる感じがして。

そのうちレシピを聞いてみたいと思います!

家にある野菜で作ってみるガスパチョです(4人分)。
基本的な材料は、トマト4コ、玉ねぎ半分、キュウリ1本、ニンニク1かけです。
今回はパプリカ1コ加えてみました。

切り刻んだ材料たち
調味料はオリーブ油適量、白ワイン適量、スープ(和風だしでも固形スープでもいける)カップ2、塩・こしょう。
①トマトは湯むきしてざく切りにします。
②玉ねぎ、キュウリ、ニンニクはそれぞれ薄切りします。
③材料と調味料を合わせてフードプロセッサーあるいはミキサーですり混ぜます。
④塩・こしょうで味を調節します。好みでレモン汁やチリペッパーを加えます。
⑤冷蔵庫で冷やします。

食パンをちぎって加えるととろみがつくみたい。
今回入れ忘れました。。

1人暮らしの人は半量で作るといいですよね。

あと、生のにんにくが意外と効くので、仕事日の朝ごはんには避けた方がよいかもしれません。

4人分で意外とたっぷり

2011年7月3日日曜日

7月の和菓子

茶道を習っている関係で、5月から和菓子教室に通っています。
月に1回のペースで、場所も家からとても近く、ゆるやかに続けていけそうです。

今日は「夏衣」と、「水辺」という2種類を作りました。
「夏衣」は、ゆかりを混ぜたつぶあんを、道明寺粉と寒天で作った「道明寺かん」で包んだお菓子です。
ちなみに、道明寺粉とは水に浸して蒸したもち米を粗く挽いた粉だそうです。
つぶつぶ&もちもちした触感が楽しい。
涼しげな見た目と、ゆかりの爽やかな風味が効いてます。
これは茶道の皆さんのところに作っていったら喜ばれるだろう・・・。

「水辺」は、寒天をシンプルに水あめだけ入れたものと、抹茶としろあんを入れたものの2種類作り、間にねりきりで作った小石と、ようかんを型で抜いた鮎を入れて固めます。
小石をひたすら丸める作業が楽しかった。
これは・・・家で作るのはなかなか難しいかもしれません。

先生が作った見本

私のグループで作ったもの
「水辺」アップ