茶道では、薄茶や濃茶のお点前を練習しているという印象がありますが、お茶事で、懐石や炭手前などを経て、メインのお茶に向かうのが本来の姿なのだそうです。
茶道は間にブランクがありつつも、20歳のときから続けていますが、お茶事は1回お客さんになったことがあるだけで、流れと言っても??の連続で・・・一からの勉強です。
今回のお茶事では、亭主(もてなす側の代表)の方がベテランなので、いろいろ教えていただき、教室の先生にも相談しつつ、席の趣向の合わせた料理をお客様5人と裏方のために作ります。
今回はたまたま、母が正客(メインのお客様)であるため、母には内緒で献立を考え、試作をしています。
亭主の方の、正客が喜ぶものを出したい、またご自身の故郷の味覚を取り入れたい、ということがコンセプトの1つです。
1回目の試作 |
懐石料理の汁は、二番だしをとって、2種類の味噌を溶いて、こして、具は別に下ごしらえして、温めて、と手順がややこしい。
しかし、これでめげてはいられず・・・。
手間ひまを惜しまないのは大切だけれど、凝り過ぎるよりは、旬の素材を素材の美味しさが伝わるように作るのがよいみたいです。
そして、今日は友達の家の台所を借りて、別の4品を試作してきました。
煮物椀(飛竜頭、本番は亭主の方の故郷から取り寄せたキスを使う予定) |
向付(最初に出す酒の肴、鯛の昆布じめ 菊花あえ) 本当はこんなにてんこもりにはしない・・・。 |
八寸(最後の方に出す酒の肴、銀杏) |
同じく八寸(イカの醤油焼・・・本番は雲丹焼の予定) |
逆に言うと冷めちゃうと途端に美味しくなかった・・・。
煮物椀は懐石料理の肝だそうなので、タイミングに気を配らなければ。
楽しみ半分、不安半分な気持ちです。
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